クラン梅組

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新文明の特色

新文明はどういう特色があるの?という問にまだ使い切れていないとはいえそれなりにプレイしている梅組の一人、matahatikumichoが軽く解説を。それぞれの詳しいスペックなどは公式サイトをご覧下さい。

ヴェネツィア

全体的な特色

ほとんどの歩兵、砲兵が生産できます。また傭兵小屋があるのが特色で、他の文明であればカードや酒場からしか供給できない強力な傭兵を生産することが出来ます。また農民はクルールに近い資源回収力を持ち、さらに時代進化(3以降)に伴って資源回収力がアップしますが、反面HPは他の文明と同じで外套研究がないため脆弱です。

無償軍カードはあまり強力ではありません。2で弓8とハサー3、3でマスケ8、弓12、擲弾7、ペタード6、ファルコ2、カルバ2、エジプトカードにソワル4が付属という程度です。対馬としてコンキがありますが肉が必要で能力はあまり高くありません。アルバニア弓兵は優秀ですが肉1000が必要なのでそう簡単には出せません。つまり即3して軍カード連打という手法はあまり有効ではありません。

長所

金さえあればマムルークやエルメティ、スイス槍兵などの非常に強力な傭兵を使うことが出来、質の高い軍を持つことが出来ます。農民の能力が高いので内政力もあります。

短所

馬小屋がないため、馬は傭兵小屋から出すしかありません。しかしすべて3体のセット生産のみのため最初のコストが高い(とりあえず1体生産を入れておいて後で追加する事が出来ない)、生産速度が遅い(高速化が難しいし1回しで3体しか出ない)、2のハサーはともかく3のストラディオット、4のマムルーク・エルメティともに非常に金コストを必要とするという条件がありまして、結果として馬を揃えるのがとても難しい文明です。※しかし生産速度60%という事は結果的には生産速度は同じ?このため取ることの出来る戦術が限られてきます。また農民の生産上限が50なので、能力が高いとは言え最後半での内政力はやや劣ります。

総評

序盤がかなりきつい文明です。ヴェネツィアに勝つつもりなら序盤から少数の馬で荒らしていればかなり容易に勝つことが出来ます。ヴェネツィアをプレイするのであれば3入りまでをどうしのぐのか、また3入り後にどの軍で行くのかを熟慮する必要があります。今のところ梅組ではヴェネツィアは最弱文明の1つではないかと言われています。ただし4まで行って金が潤沢に供給される状態になれば無双出来ることもあります。

オーストリー

全体的な特色

重騎兵としてウーラン、軽騎兵としてシェボー、歩兵として戦闘工兵を持ちます。また2からグレンザーという非常に射程の長いスカーミッシャーを使うことが出来ます。農民生産がやや速いという特色もあります。また防御用の建物が豊富で進化の度に前哨車がついてきます。

軍カードは標準的。2で槍8、ハサー3。3で槍10、グレンザー8、7、マスケ9、8、シェボー6、5、ペタード6、ファルコ2、1(+砲兵小屋)、カルバ2があります。また3で肉300でガードハサー4が出ます。

長所

2からスカミが出ます。また塔がついてくるため受けに役立ちます。農民生産が速いので内政を伸ばしやすいはずです。

短所

グレンザーは射程こそ長いものの基礎攻撃力が低く、脚が遅く、HPが少ない兵です。マスケには強いものの軽歩の撃ち合いでは押し撃ちで負け、ドッペルやスイスには近付いて殴られ、馬にはまったくの無力です。ドラグーンに対抗するのも難しいでしょう。黒騎兵?勝負になりません。一応アンチのはずなのにね……。

戦闘工兵はさまざまなユニーク建物を建てられるマスケですが、性能的には少しだけ強いマスケです(基礎攻撃力は低いものの射撃間隔が1.5のため)。ただし人口枠を2使うため数は出ません。

馬がウーランでドイツほど数が出ないため、馬を主軸にするのは難しいものがあります。シェボーは対重騎兵には使えるものの基礎攻撃力とHPが低いためにドラやスカミと撃ち合うと一方的に負けます。マスケにも負けます。ドッペルやスイスに近付かれると溶けます。

基本的に攻撃力が低いために2、3では建物を使って守り、後半に賭けたいところですが、剣術訓練所がありません。生産速度が遅いために資源を兵力に変換するのに時間がかかり、兵の性能の低さもあいまって押し負ける展開が多い文明です。また4に入ると臼砲が出てきますが、建物で守るという戦略を採るとこれに対抗できません。焦れて突撃すると全滅しますが、次の軍は出ません。

総評

今のところ全文明最弱ではないかという評価。あのスペインですらオーストリーには勝てるでしょう。前半は兵の能力の低さで押し切れず、中盤も同じ、後半は生産速度の遅さで負けます。かなり厳しい文明です。

スウェーデン

全体的な特色

農民が木で出ます。またレイターも木で出ます。家は北欧の家といい、コストは高いものの収容人数が多くまた木の自動生産、兵の自動生産機能があります。一通りすべての兵が出ますし、最初から能力が高め(ただしコスト高め・生産時間も長め)となっています。全体的にバランスの取れた文明です。

長所

農民が木で生産されるため肉がすべて進化と兵に使えます。さらに農民には外套とラッパ銃(バージョン1.1から、ラッパ銃はアクティブにならなくなったみたいです。やったね!※kuou)が入っています。また兵の能力が高いため、2の時代からベテラン化された兵と同等クラスの運用が出来ます。さらに市場のテクが1段階入った状態でスタートするため資源回収力も高いです。レイターは肉120木120とコストは高いものの能力はかなり高めに設定されており、時代進化に伴って非常にコストパフォーマンスの良い重騎兵となります。連隊砲は建物には無力ですが、重騎兵・重歩兵にボーナスがあり、下手に馬で突入すると酷いことになります。

農民の数が最大70人のため内政力に限りが……と思うのですが北欧の家が木材自動生産をするため実はそれほどでもありません。

短所

兵の生産コストが高く生産時間も長いため、兵の損耗が多いと次弾の投入に時間がかかります。レイターが高いため、2で騎兵を大量に出すのは苦手です。槍兵は軽装槍兵というHPが低めの槍なので、対馬や対建物にやや難があります。まあマスケが強いのでいいのですが。

市場テクが1段階入っているとはいえ他の文明も3入りの時にはだいたい1段階入っているので、そのアドバンテージは長くは続きません。油断していると内政負けするでしょう。

総評

バランスの取れた文明です。兵がやや出しにくいという問題はありますが、能力が高いため、大事に使っていけばたいていの文明と渡り合えるでしょう。新文明の中でも戦いやすい文明だと思われます。

アメリカ合衆国

全体的な特色

農民最大数が60人ですが、奴隷という劣化農民が40人作れます。奴隷は農園・粉ひき所以外では驚くほど性能の低い農民ですが、使いどころ次第では役に立ちます。鉱夫という鉱床を掘るのに特化した農民がおり、彼らを鉱床に向けるとかなりの勢いで金が貯まります。家コストが200と高いのですがこれが同時に兵小屋であり、ここから歩兵が生産できます。領事館があり、戦術によってさまざまなユニットを強化出来ます。馬は重騎兵である大陸騎兵とドラグーンである騎乗騎兵があります。歩兵の植民地民兵は射撃に対馬ボーナスのあるマスケです。また全体的に兵のコストが安いという特長があります。大砲はファルコのかわりにガトリング砲があります。

長所

ほとんどの兵が安くかつ能力的にも不足がありません。大陸騎兵はやや弱いハサーですが、領事館で正規作戦を採ることによりほぼハサー並みの能力を持ちかつ安い重騎兵になりますし、植民地民兵の射撃に対馬ボーナスがあるため、歩兵で荒らし対処が出来ます。農民カードが奴隷しかないので序盤にやや農民数が少ない傾向がありますが、家が同時に歩兵小屋になるためにそのぶんのコストが節約でき、さらに前線を出しやすいという長所があります。

内政力も他の文明に劣らず、兵コストが安いために軍量が出ます。さらに前を取りやすいために序盤から押していけますし、後半も十分に強い文明です。ガトリングはNEのそれとは違い革命ガトリングなので歩兵以外にはあまり使い用はありませんが、大砲に頼らずとも戦える文明です。

2の無限資源カードはかなり効果の高いカードで、カードを1枚切れる状態にとどめて置くことで農民カードを切り続けるのと同じような資源効率を誇ります。また時代進化カードがあるので2で全力で軍を出して戦い続けつつ切るカードがなくなったらこれを切って時代進化するという芸当も出来ます。

短所

これと言った短所がない、非常に強力な文明です。兵の能力がやや低めとは言え、植民地民兵が対馬として強力で、さらに2からスカミとしてライフル民兵が出ますし、序盤から後半まで戦い続けることの出来る文明です。

総評

新文明の中で実力的には随一と思われます。のみならず全文明中でも上位に属する文明ではないでしょうか。2で強く、3で強く、4で強い。海にも出ることが出来ますし、歩兵でも馬でも戦えます。後半の内政も奴隷を活用することで他の文明と同等以上の内政力を発揮します。兵の能力の低さも領事館でとる戦術によって強化出来るため、むしろコストパフォーマンスの良さが光ります。

ページ作成 2012.11.03 18:12 最終更新 2012.11.19 23:29