しーげーんーせーさんだー。
Age Of Empires 3(aoe3)で勝つとは、コンセプトでもあげたように、
・相手の町のひとがいなくなる。
・相手の軍隊がいなくなる。
・相手の資源がなくなる。
・相手の生産施設/カードの搬送ポイントがなくなる。
を達成することだと思っています。
これを一つの尺度に換算すると、
・相手の資源量を0にする。
ことです。たとえるならば、資源量=RPGとかのヒットポイントです。ヒットポイントが0になればプレイヤーキャラは死亡するわけだから。
また、aoe3で。資源はさまざまな形に変換されます。
・建物
・軍ユニット
・町のひと
変換されなかった資源は貯蔵され、プレイヤーは必要なタイミングで上記のなにかに変換していきます。
貯蓄された資源を水のはいったタンクにたとえると、生産施設(町の中心や歩兵訓練所など)は蛇口であり、軍ユニットの生産スピード、建物の建築スピードは、蛇口からでる水の量となるわけです。また、生産された軍ユニットなどはタンクの外にだされた水です。
この水が枯れはて、蛇口が破壊されたときがゲームに負けたときです。
いくらタンクに水が残っていても蛇口が壊されてしまえば、その貯めこんだ水は死蔵されちゃうわけです。そのあたり、敵の本陣に攻めこんだときに優先的に生産施設を壊すことの理由でしょう。
今回はそのタンクにどうやって水を貯めて、どれぐらい蛇口から水を出すといいのか、というお話です。
ロシアの場合、端的にいえば、
あおえさん?の http://aoesan.iinaa.net/data/rus_prod.html に結論があります。
それだと味気ないというか、なんで書いているんだ、ということになるので考察を深めます。
まず、タンクに水をいれる役目は、町のひとが行います。その町のひとがどれぐらいの効率で水をタンクにいれられるのか、というとあおえさん?にもあるように、
肉0.84/秒、木0.5/秒、金0.6/秒
のレートです。
実際にゲームして、上のレートがどういう感じなのかをよく掴んでおくのが肝要でしょうか。
では、計算しましょう。めんどうですが、計算しましょう。
こういう状況をつくりたいので、町のひとがどれぐらい必要か、という計算です。
作りたい状況:町のひととストレレッツの生産キューが途切れない。
計算はこんな感でしょうか。
・町のひとの生産キューが途切れないようにする。
コスト÷生産時間 分のコストが1秒あたり生産できればよいので、
肉270÷53秒=肉5.04/秒
肉5.04/秒のレートをこえれば大丈夫です。
・ストレレッツのひとの生産キューが途切れないようにする。
→(肉375+木75)÷30秒=肉12.5/秒 + 木2.5/秒
以上をあわせると、以下のレートをこえる必要があります。
肉17.54/秒、木2.5/秒
これを町のひとの資源生産のレートに換算すると、
肉:20人
木:5人
となり、すなわち25人の町のひとがいると、ロシアは内政を拡大しつつストレレッツを出しつづけることができるわけです。
市場研究や内政強化カードのことを考慮すると、もっと少ない人数でまかなえるはずです。
たとえば、市場研究の1段階目をいれると、肉の収集効率が10%アップするので、20人で集めていたところが、その90%の18人で間にあうようになります。
ぼくのおすすめのカード「香辛料貿易」を切ると、さらに20%効率がアップするので、70%の14人で足りるようになります。
さに土地均分論を切っており、木材の市場研究の1段階目が入っているならば、
木2.5/秒 - 土地均分論の 木1.25 = 木1.25秒
→ 2.5人
2.5人の90%だから、2.25人で足ります。
・・・ということは、実は土地均分論を切っているなら、市場の木材研究の1段階目はあまり必要ないのかもしれません。
さて、以上をまとめると、16.5人すなわち、17人いると目標の状況を作り出せるわけです。
この17人は、ロシアの標準的なやり方だと2の時代に進化して、町のひとを1回生産した状態です。
市場研究のための資源や家を立てるための資源などでごたついたとしても2の時代の2枚目のカードが切れるころには、ストレレッツを出すのならばロシアの内政はすでにできあがっている、といえるのかもしれません。
そういう状態ですので、きっとぼくは2の時代の2枚目のカードは、即効性のない強化カード系を切っているのだな、とちょっと納得しました。
数字で攻めるとこんな計算がなりたっていると思います。
実際には、ゲームをプレイしながら町のひとが何人で肉を取っているとこれぐらい溜まって、この軍ユニットの生産スピードはこれぐらいで、というのを感覚で掴んでいくのかな、と思います。
ただ、数字にしたレートを覚えておくことで、先を見すえたプレイングができるようになるのではないでしょうか。
たとえば、この流れだと3入りが必要と判断できたら、3入りに必要な資源にどれだけの町のひとを割き、その減った分は許容できるのか、みたいなことです。
小難しい計算がいやだ! という場合は、もう単純に残り資源量が肉、木、金貨でどのタイミングでも0~50ぐらいになるようにハンドリングするのがいいかもしれません。そうすることで細かく町のひとに生産する資源を変更するように操作することになり、それは秒あたりの資源生産のレートの調整と同義だからです。
以上、ロシアの戦術 資源生産でした。